展覧会「倉吉とセルビア」テキストに神戸市外国語大学外国語学部ロシア学科准教授・岡野要さんによる「セルビアと倉吉が結ばれるとき 〈倉吉とセルビア―ロシア・アヴァンギャルドが結ぶ精神の輪―〉展を訪ねて」を追加しました。 セルビアと倉吉が結ばれるとき 〈倉吉とセルビア―ロシア・アヴァンギャルドが結ぶ精神の輪―〉展を訪ねて【文/岡野 要】 2025年5月3日と4日の2日間、鳥取県倉吉市にある木工所で〈倉吉とセルビア―ロシア・アヴァンギャルドが結ぶ精神の輪―〉と題された展覧会が開催された。日本で普段なかなかお目にかかることのないセルビア共和国の現代美術作品が観られるというだけでも珍しい展覧会なのだが、本展覧会の一風変わったところは、ほかにもあった。本展覧会で公開されたのは、個人コレクターN氏により集められた作品で、展覧会場となったのがコレクション作品を保管している倉庫であるという点である。日ごろ美術とはあまりかかわりのない筆者には本展覧会の内容を評する力は到底ないので、本格的な評論は専門家の方々にお任せすることに…