Wada Fine Artsにて個展「Justine-ジュスティーヌ-」を開催いたします。
「Justine」は、文学に影響を受けて生まれた写真作品です。南仏のラコスト村の丘の頂には、かつてマルキ・ド・サド(1740-1814)が所有した城が存在します。ここは、サドの小説の舞台となったひみつの場所であり、小説家・遠藤周作(1923-1996)と小説家でありサド文学の翻訳者でもあった澁澤龍彦(1928-1987)が訪れた地でもあります 。城跡で、2人の作家はひみつの歴史に思いを馳せ、それぞれの物語を展開しました。写真家・古賀亜希子は、2005年にこの地を訪れ撮影し、土地の記憶の継承を試みます。本作品は、芸術が時代を超えて響き合い、夢想し、継承されていくことを実証しています。
この度、因州和紙との出合いから、「Justine」シリーズが新たにポートフォリオの形に生まれ変わりました。展覧会場では、写真作品20点を展示し、ポートフォリオを販売いたします。ぜひご高覧ください。
古賀亜希子「Justine」
会期:2025年4月1日(火)-4月26日(土)※日曜、月曜、祝日は休廊
時間:12時-19時(土曜日18時まで)
会場:Wada Fine Arts
東京都中央区銀座8-8-19 伊勢由2階(金春通り)
