Read More企画展「倉吉とセルビア」という祝祭人間と芸術/竹氏 倫子【文/竹氏 倫子】 鳥取県倉吉市の郊外にある「木工所」は、不思議な洞窟である。 もともと作業所であった空間は深い奥行きを持ち、その壁面は、足場板を組み上げた巨大な書棚によって床近くから天井の際まで覆われる。書棚は壁という壁を隙間なく埋め、そ...2025年5月
Read More古賀亜希子参加、「トランスフォーメーション・フィールド」展レビュー【文/山崎 佳夏子】 ベオグラードの目抜き通りとして知られるクネズ・ミハイロヴァ通りにあるクチャ・レガータ・ギャラリー(Galerija Kuća Legata, 英:Heritage House Gallery)にて、2024年12月3日...2025年1月
Read More古賀亜希子写真展『聖サヴァの奇蹟』ポジェガ市文化センター/山崎洋【文/山崎 洋】 こんばんは。 古賀亜希子写真展『聖サヴァの奇蹟』にようこそ。 私は山崎ヴケリッチ洋と申します。父方がヴケリッチ、母方が山崎です。 1963年に奨学生としてチトーのユーゴスラビアに来てから60年ちょっと、ベオグラードに暮らし...2024年9月
Read More糸が結ぶ物語/吉岡まさみAkiko Koga 【文/吉岡まさみ】 セルビアの画家ミラン・トゥーツォヴィッチが53歳の若さで亡くなったのは2019年のことだった。心筋梗塞だった。2020年、Steps Galleryで預かっていた作品を飾って追悼展を開催した。作品は...2024年2月
Read More「セルビアのおとぎばなし」に寄せて/山崎ヴケリッチ洋【文/山崎ヴケリッチ洋(在ベオグラード)】 私がセルビアの首都ベオグラードに来たのが1963年。来年の秋で60年になる。夢のように過ぎた歳月だった。 いい夢ばかりではない。悪夢もあった。 内戦、国連制裁、NATO空爆、コソボ独立宣言と難民の...2022年6月
Read More古賀亜希子展覧会に寄せて/冨田章【文/冨田章】 写真は「いま」を切り取る。カメラが記録するのは、常に今、この時の状況である。 だが、古賀亜希子は、現在を、ではなく過去を撮ろうとしているように感じられる。かつてこの写真家は、幼い頃に遊んだリカちゃん人形をモチーフとしていた。...2019年11月
Read More死せる人形/冨田章【文/冨田章】 人形という言葉は、「にんぎょう」と読めば英語のdollとほぼ同義であるが、「ひとがた」と読むとfigureに近い意味となる。いずれの場合でも、わたしたちはそこに象徴的な意味を見出す。子どもが人形(にんぎょう)遊びをするときに...2017年4月
Read More古賀亜希子あるいは無垢の写真について/本江邦夫【文/本江邦夫】 写真は不思議だ。でも、ここまで不思議なものとは古賀亜希子の作品、たぶん無垢の写真を見るまで、考えたことが無かった。美術界でふつう目にする「写真」はすでにブランドがついていて、「写真」以前のものを見せようとしない。また、見よ...2013年5月
Read MoreLicca/宮田徹也 【文/宮田徹也】 そもそも現代美術と写真は、その誕生の時期を同じにしている。それにも関わらず、写真は芸術ではないと考えられてきた。その理由とは、現代美術さえも逃れられない資本主義の潮流に、写真が初めから関連したことが一つの要因で...2013年5月
Read Moreペルセポネ/ヴラディミル・タタレヴィッチ【文/ヴラディミル•タタレヴィッチ】 作品を通して、平穏な静寂と特徴的な日本のロマンスがうかがえる。古典的な構成であるがゆえに見る者が作品の本質に目を向けざるをえないのは、彼女の意図がそうさせるのであろう。彼女が選んだ被写体はどこか孤独であ...2009年10月